復興支援キャンペーン第二弾《熱電対》やきもの2nd

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【2024/04/29 13:01 】 |

サイズ　全長210mm　保護管露出部140mm10φ
仕様　Rタイプ　素線0.3mm
在庫　50本
価格　7,000円/本(税込)

Rタイプとは白金と白金ロジウムを使った熱電対です。通常1400℃まで使え、最高温度は1600℃まで使用可能。
保護管は材質により規格が有り、陶芸で使うものはPT-0やＰＴ-1が多いです。磁器のように青白いもしくはグレーのものはアルミナ分が少なくグレードの低いものとなります。
この物件はおそらくPT-0かと思います。
PT-0＝1600℃　PT-1＝1500℃　ＰＴ-2＝1400℃

あまり知られていないのは熱電対と温度計を繋ぐ線。補償導線というものです。
熱電対は保護管内に白金と白金ロジウム合金の2本の線が入っており、先端で接続されています。この先端部で受けた熱と温度表示計の温度差で起電して温度を表示します。ですので、熱電対と温度表示計がRタイプであっても、繋ぐ線がRタイプで無ければ正確な温度が測れないわけです。実際は補償導線というように、高価な白金と同程度の抵抗をもった金属線で代用されます。

ちなみに、熱電対は一生ものではなく消耗品です。素線が熱を受けることで細くなり、本来の電流を流せなくなります。このような理由で温度管理には温度計だけでは不十分で、毎回とは言わなくてもオルトンコーンやゼーゲルコーンを使う必要があります。http://www.artclay.biz/item/orton.html
温度計は今の温度を見れますが、炉内の作品が焼けているかどうかは判りません。焼けているかどうかを判断するものは熱カロリーといい、焼き締まり具合や釉薬の熔け具合流れ具合を判断する基準となります。
たとえば朝から火を付けて夕方1250℃で消す場合と、温度が上がらず夜までかかって1250℃まで上げた場合では後者の方が焼け過ぎている事になり、釉薬が流れて棚板にくっついたという失敗に繋がります。

計器類は細かい事を言えばいろいろあるのですが、陶芸で使うにはこの程度の知識で十分でしょう。

この企画の趣旨は下記をご覧ください。
http://yakimono2nd.blog.shinobi.jp/Entry/16/
被災された方へ心よりお見舞い申し上げ、一日も早い復興を祈っております。
広範囲多方面に影響が出ていますが、誰も同じ事。がんばりましょう。

【2011/04/02 10:41 】 | 売り物件情報 | 有り難いご意見(18) | トラックバック()

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有り難いご意見

無題

西浦さんの存在は私のような貧乏瀬戸屋にとって、とてもありがたいです。
これからも、貴重な情報をよろしくお願いいたします。
私の登り窯、半地下式薪窯、2つとも、崩壊しました。

【2011/04/02 23:33】| | 小野正穂 #984d523303 [ 編集 ]

小野様

災害に合われたとの事、心よりお見舞い申し上げます。

現実的に、私が支援としてできる事はこのような事です。
材料屋は陶芸家さん有ってこそのもの。いかなる条件下でもフォローする努力はしていきたいと思います。

【2011/04/03 09:33】| | にしうら #2aab082ddb [ 編集 ]

熱電対購入希望

西浦様
震災により、熱電対が折れ窯焚きが出来ていません。お客様にも迷惑をかけております。
是非是非、熱電対購入出来ませんでしょうか？
ご連絡お願い出来ますか？
お願いします。

【2011/05/29 11:10】| | 84akito #937798511f [ 編集 ]