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中世より交通の要所として有名な伊賀では、組紐や伊賀焼のみならず番傘も地場産業だったらしい。
年始のゴルフコンペで知り合った伊賀にある傘商社の社長に聞いた。
辞書によると“番傘”とは“粗末な傘”を指し、安さゆえに江戸中期以降広まったのだとか。以前読んだ華房良輔氏の「伊賀の手仕事」では、とても生活が成り立たない伊賀の傘職人の話が載っていた。
結構安いんでない?
棒先に掛かる重量感と相まって、開くとき、閉じるときの傘布の動きは毎回ドキドキする。
意外と撥水効果が強いんだね。
バラバラバラバラ・・・ なんて雨が傘に落ちる音は、まったく自然な音質で心地よい。
傘を注文して1ヶ月も掛かってやっと「届いた」と連絡が有った。
なんでやねん。と思って聞いたら、伊賀ではもう生産していないんだと。
買った傘は岐阜から取寄せていると聞いて、がっかり。
先の本に出ていた傘をつくっていた老職人はどうしたのか?文章から推察するに、欧米化の現状を憂い、死ぬまで作り続けたと信じておきたい。
伊賀の番傘は手に入らなかったが、青い蛇の目の傘は結構気に入っている。
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