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「おっさんか。」と言われつつ、20代前半から“Peace”愛煙家だった。
8年ほど前からは、信楽高校あほのセラミック科1年中退組の先輩だったクマのようなロクロ師をみならって缶ピース。 いつも事務所の窓際に空き缶を積み上げていた。 事務仕事する時も、運転する時も、呑みに行く時も、いつもこんなカンカンを持ち歩いていた。 「ぷしゅっ」と内蓋を開けたときの甘い香り、紫煙にまみれる至福のひと時。 何が好きって、上向きではなく落下しているような鳥のデザイン。フィルターが無いからすべてが天然の木質繊維で出来ている。 タール28mg／ニコチン2.3mg。ガツンとくる。 しかし、現在打ち込む綱引きチームの為、体重10kgアップを目指して泣く泣く禁煙する。 そして今月一日。 “ザ・ピース”なるものが発売され。筋肉5kgアップに成功したご褒美に軽めに喫煙復活。 20本1,000円 紙箱の中にスチール製の箱が入っていた。 例のエンブレムはプレスまでかかっている。 心臓バクバクしながら内蓋を開ける。「ぷしゅぅ・・」 甘い香り。チョコレートのように異様に甘い。 長いボディの先に火を付ける。 長らく缶ピースを吸っていた。 禁煙1年後にしても、「軽い」。 仕方なくフィルターをもぎ取る。 それでも軽い。 オシャレ過ぎる煙に文化の衰退を感じた。 残念無念。 PR |
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