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淡路島を渡り、さぬき市を抜けると、庭石や切り出したままの石が道端に山積みにされた庵治(あじ)に着く。
城岬公園の奥にある小さな港から小型船に乗ること10分。 今回の目的地は、小豆島と鬼が島(正式には女木島と言うらしい)の間にある大島。 きれいな島だ 大島は昔、ハンセン病療養所として患者を隔離した島。 ハンセン病は、「らい菌」の体内侵入により末梢神経や皮膚が侵され、顔が変形したり、手足に障害が出るため、恐れられ差別されてきた。 実際のところ、らい菌は感染力が低く、隔離する必要はなかったらしい。 進行を止める薬や、有名な「プロミン」などがあり、不治の病でも無い。 ただただ誤った政策により患者が虐げられてきた。 島に入ると、屋島の合戦で負けた平氏が仲間を弔ったという「墓標の松」が、野太く地を這うように乱立している。 今もこの島には政策下にあった患者が暮らす。 「らい予防法」が撤廃されたのは1996年。その後、黒川温泉のアイスターが運営するホテルが、元患者の宿泊を拒否して話題になった。 半年後、ホテルは有罪判決を受けて廃業。 この事件は印象深い。 関心のある方は「黒川温泉 ハンセン病」で検索してほしい。 8月3日のこの日は、ここ大島青松園の夏祭り。 数十メートルに並ぶ模擬店数も、商品内容もよい。すべて職員がやっているというのだから大したもの。 とくに花火は圧巻だ。 少々長たらしいが動画でも。 http://www.youtube.com/watch?v=hUqODKv-qkc 夏祭りの前、自治会長に地区を案内してもらった。 生徒1名の小学校(生徒は職員の子供)。林立する入居率数%の職員用アパート。患者が増えることが無い地域で新築される病院。この島に在籍するのは、患者と職員、どちらが多いのだろう。 「親方日の丸」 同じ口から3回聞いた。 PR |
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